“平和”の誇りを胸に
弱者を守り地域で汗流す

 
被爆60年。被爆者の高齢化とともに、核兵器廃絶や世界平和を求める力は、確実に被爆2世や戦後2、3世の代へ受け継がれようとしている。「被爆2世議員だから誰よりも」「広島に生まれた使命を果たすために」「平和の党・公明党の誇りを胸に、地域最前線を走り抜く」――。被爆地広島にあって、平和行政推進に取り組む公明党の広島県、広島市、福山市の各被爆2世議員4人の活動や決意を紹介してみた。
 広島県福山市で今年4月から、市原爆被害者の会の理事として頑張っているのが、塚本裕三議員。同議員は、6月14日から19日まで市人権平和資料館で行われた、被爆60年記念「写真と絵でつづるヒロシマ・ナガサキ原爆展」(主催=同会など)の会場を訪れ、渡辺光彬同会副会長と懇談。被爆体験の継承や被爆2世問題について意見を交わした。
 同議員は5年前の4月に初当選し現在2期目。母親(79)は当時19歳で、近隣の町から救護のため、原爆投下直後の広島市へ入った、いわゆる“入市被爆者”。同議員は「老い行く母に代わって、平和の尊さを訴えていきたい」と、誓いも新たに本格的な活動への参加を決めた。
 懇談の折、渡辺副会長は「高齢化した被爆者は、あと10年生きられるかどうか分からない。今のうちに若い人たちに伝えておかなければ……」と心境を語る一方、「塚本議員のような後継の世代の活躍を大いに期待したい」と語った。
 県議会では田川寿一、日下美香の両議員が被爆2世。どちらも2年前の4月に初当選したフレッシュ議員だ。議員になる前から、田川県議は小学校教師として、日下さんは被爆の歴史を持つ小学校での“語り部活動”などを通して、平和問題にかかわってきた。
 両議員は、議会で県が進める広島発の復興・平和創出に向けた平和貢献プロジェクト「ひろしま平和貢献構想」を全力で推進してきた。今年7月、広島市で行われる核廃絶を目指す科学者の国際組織・パグウォッシュ会議開催に対しても、支援を県に強く要請。平和行政推進に大きく貢献してきた。
 一方、広島市議会では議員3年目に入った星谷鉄正議員が奮闘中だ。同議員は、「被爆体験を声に出して語れない、しゃべれない」母の苦しい胸の内を気遣いながら、公明党の平和行動の原点は「弱い立場にある人の声に耳を傾け、一人の幸せのためにどこまで尽くせるかにある」として、地域最前線での相談活動に汗を流す。
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 被爆60年目の8月6日が近づいてきた。県本部の「HIROSHIMA平和創出委員会」の立ち上げにも力を尽くしてきた田川県議(同委員会委員)は、「被爆2世だけがヒロシマの使命を背負うというのではなく、広島の議員全員が『使命ある広島2世』という自覚に立って、平和な世界構築を目指していきたい」と抱負を語っている。
被爆60年
誓いを新たに父や母の「反戦・反核兵器」引き継ぐ

公明党の被爆2世議員の活躍を追って
《公明新聞 7月12日付け》