2005年11月8日(火)  三原市

ニートの就労支援を
広島県議ら「若者自立塾」を視察

 働く一歩を踏み出すきっかけになれば――。公明党の谷合正明青年局次長(参院議員)と広島県議会公明党の田辺直史、浅野洋二、田川寿一、日下美香の各議員は8日、広島県三原市の社会福祉法人みどりの町(岡田孝裕理事長)が行う若者自立塾「みどり塾」を視察した。
 若者自立塾は、学校にも行かず仕事にも就かないニート(若年無業者)の働く意欲の向上や就労支援を目的に、厚生労働省がNPO法人などへの委託で、今年7月から全国20カ所でスタートした事業。
 中国5県唯一の自立塾「みどり塾」は、今年9月に開塾。同法人が運営する知的障害者の施設を活用し、塾生たちは山に囲まれた白竜湖畔の豊かな自然の中で3カ月間の合宿生活をしながら、(1)農園や木工の作業(2)パソコン資格の取得や職業訓練(3)地元企業での職場実習――などを体験する。規則正しい生活習慣や社会人として必要な能力を身に付けた上で、実際に働き、働く自信と意欲を高めている。
 同塾の第1期生は、9月に入塾し、12月の卒塾を控える。塾生は20代を中心とした11人で、そのうち5人は近くのホテルや福祉施設などで職場体験をし、すでに1人は就職先が決定した。
 塾生の面倒を見るスタッフは5人で構成。その一人、元小学校教員の福原陳安塾長は、塾生について「とても純真だが、こだわりが強い面も。計画を立てないと一歩を踏み出せず、人との会話を避ける傾向があった」と説明。さらに、「ここへ来て大きく変わった生徒もいる。職場体験では悪い評判を聞かない。就労への自信を持てたのでは」と成果を強調する。
 塾側との懇談会で、公明議員からは「数カ月の短期間で、働いているのはすごい」と評価する声が相次ぎ、「いつでも安心して戻ってこられる場所となれば」など今後に期待を寄せた。
 ニートの就労支援については公明党が強力に後押ししてきた。谷合議員は「今後も若者の雇用を強力に支援していきたい」と話している。
若者自立塾の授業の一環、持続力が必要な手織りを視察する谷合議員(左端)と広島県議ら
学校にも行かず、仕事にも就かないニート(若者無業者)の働く意欲の向上や就労支援に関して、議会で繰り返し訴えてきました。
全国20箇所の中で、広島県が手を挙げてくれ、一歩前進できたと思います。
今から就職に向けてのキャリアコンサルタントの派遣なども推進し、更なるみどり塾の充実を図り、若い人たちが社会に出ていくことに役立てばと願う思いです。