
【以下、申し入れ内容】
国民の食生活の乱れと、それに伴う肥満などの健康問題が深刻化しており、またそれは、 教育現場の荒廃や少年犯罪の増加等とも密接な繋がりがあると指摘されている。
厚生労働省の国民健康・栄養調査(2003年)によれば、20歳代男性の朝食の欠食率は30%、女性でも24%と高く、子どもについても増加傾向が認められる。朝食の欠食は、1回の食事の摂取量が多くなり、肥満などの生活習慣病の発症を招く要因とされる。
同調査では、30〜60歳代の男性の3割が肥満であることも判明。20年前に比べるといずれの年代も1.5倍程度増加しているという。肥満は糖尿病や
高脂血症、高血圧症の呼び水となる。
特に、生活習慣病の低年齢化も問題となっており、子どものころから正しい食習慣をいかに身につけるかが大きな課題となっている。
そして何より、食の大切さや食文化を学ぶことは、命の尊さを知るとともに、自然環境への配慮、伝統文化の理解、また、道徳心を養う上でも重要となる。
ついては、『食育』の普及・充実に関し、下記のような取り組みを講ずるよう強く求めるものである。
記
@「食と健康」に関するセミナー・講演会の開催や、広報紙を活用するなど、『食育』の普及に努めること。
A栄養教諭制度を早期に導入し、全小・中学校に配置すること。
B食育の「生きた教材」ともなる学校給食において、地場産物を積極的に使用すること。
C各自治体が地域の特色を生かした「食育推進計画」を早期に作成し、実施すること。